子供が大きくなったらどう自立して欲しいですか?
子供はどんどん成長します。
小さくて可愛かった子供がいつの間にか大きく成長しています。
0~3歳くらいまでは可愛くて仕方がないでしょう。
大きく成長するにつれて「生意気」を言うようになったり「反抗期」を迎えることもあるでしょう。
色々なことを乗り越えて大人へと成長していきます。
子供が成人した姿を思い浮かべてみて下さい。
どんな大人になっているでしょう。
どんな生き方をしているでしょうか?
ほとんどの人は「幸せになって欲しい」と答えるでしょう。
では「幸せになるためには、なにを学ぶべきですか?」
このように質問すると「考えた事がないから解らない」と返ってきます。
それも当然かも知れません。
親は毎日の家事や仕事に追われているのでとにかく子供を守って1日を無事に終えることしか考えていません。
ですから、自分の対応次第で子供の将来に影響を及ぼしていることを考える余裕がありません。
考えるとしたら、子供の未来のために、才能を発掘のために、習い事をさせようとかスポーツをやらせようとすることくらいです。
親が本来やるべきことはもっと基本的なことで「生きる力」の発掘です。
子供の自立に必要なのは「生きる力」です
親は子供に早く自立して欲しいと願っています。
そのために必要なのは「生きる力」を身に着けさせることです。
「生きる力」とは自分の人生を大切にして、楽しみ、様々な問題に対応する能力です。
苦しいことにも耐えて前に進む力です。
感情を上手に制御して、人の感情と上手に付き合う力です。
良し悪しを判断し、自分の人生を生き抜く力です。
生きていくための基本的な能力です。
「生きる力」は習い事などで習得する能力と同等あるいはそれ以上に重要な力です。
本来は人はその能力を持って生まれてきます。
しかし、引き出してあげないと使うことができません。
同時にやり続けないと身につきません。
「生きる力」を引き出すために
- 愛すること
- 責任を背負う
- 人の役に立つ喜び
幼児期に教えておくことが大切です。
愛すること
まずは子供の存在を全面的に肯定することです。
「愛すること」です。
条件を付けずにありのままを受け入れてあげて下さい。
こうしていることが肯定されることによって本来の能力を発揮できるようになります。
責任を背負う
次に子供を「できる」人として受け入れ、子供自身の成長に合わせて見守ります。
子供を信じて日々の判断を任せます。
できる限り手出しをせずに見守ってあげることです。
求められた時に親は「最小限」の手伝いをします。
子供は「信じられ」「任される」ことによって自分の力を発揮します。
自分の力で生きることで「責任」を背負うことになります。
大人なら当たり前ですが、子供の時から少しずつ育てていく必要があります。
人の役に立つ喜び
「人の役に立つこと」を考えることは非常に重要なことです。
世の中は人の役に立つことで成り立っているからです。
「良い商品」「良いサービス」などがあるように人の役に立つことには必ずお金が発生します。
人の役に立つことができるようになると必然的に「稼ぐこと」ができるようになります。
サラリーマンでも会社に利益を出すから対価として給料を受け取っています。
つまり、「人の役に立つ=稼ぐ能力」ということです。
まとめ
子供の自立は突然にはやってきません。
親が子供の能力を引き出して「生きる力」を使えるようにすることです。
「生きる力」が使えるようになれば自立しても困ることはありません。
親は子供に生きる土台を作ってあげることが大切です。
社会に出ても逞しく生きていけるようになれば親は安心して肩の荷を下ろすことができます。
そのためには焦ってはいけません。
「生きる力」は家に例えると「土台」です。
「土台」は焦らず時間と手間をかけてじっくり作っていくべきです。
焦って作った土台では直ぐに崩れてしまいます。
子供にしっかりとした土台を作っておいてあげることが子供の幸せになることに繋がっていきます。
最後までありがとうございます。