古くから伝わる学び方に「守・破・離」というのがあります。
誰でも一度は聞いたことがあるはずです。
簡単に説明すると「師弟関係」の師匠と弟子の関係です。
- 「守」師匠からの教えを守る
- 「破」教えを自分なりにアレンジする
- 「離」師匠の教えから完全に離れる
「守破離」を実践することで真の人生観が確立するでしょう。
徹底的に「守」を守る事を徹底する
まずは「師匠の教え」を徹底的に守って下さい。
教えられたとおりに確実に教えを守る事を徹底して下さい。
絶対に自分の考えを入れてはいけません。
この最初の段階の「守」が一番大切です。
「守」は最初の基礎の部分で最も重要です。
徹底的に学ぶ
「学び」とは上に積み上げていくものです。
建築をイメージしてみて下さい。
土台（基礎）の手を抜くと簡単に建物は崩れてしまいます。
そんな、家に住みたいと思いますか？
崩れてしまうと立て直すことは非常に困難です。
だからこそ、基礎を手を抜かず時間がかかっても教えを完璧に学ぶ必要があるのです。
教えられたことを、忠実に徹底的に真似ることが大切です。
絶対に段階を飛ばしてはいけません。
素直な心を大切に
上達するスピードは「素直」な心が大切です。
素直な人ほど先入観が介入しないので学びをどんどん吸収することができます。
- 疑わない
- 信じる
- 思い込む
この３つを確実に守る事で上達のスピードは圧倒的に上がります。
必ず「師匠の教え」だけを守るようにして下さい。
他の人がなにを言われても聞いてはいけません。
師匠の教え完璧に学び骨の髄まで吸収して下さい。
素直であることで師弟関係もスムーズになり一石二鳥です。
学ぶ前に自分の経験値を0にする
学ぶ時には必ず自分の経験値を「0」にして下さい。
過去にどれだけ経験値を持っていたとしても0にすることが重要です。
全ての事を「初めて」の気持ちで学ぶことです。
経験値を0にすることで初めての新鮮な気持ちで学ぶことができます。
簡単な事をばかにしない
基礎を学ぶことは時には退屈にもなるでしょう。
簡単な事に思えてしまうために手を抜いてしまうのです。
基礎は時間がどれだけ掛かっても徹底的に学ぶことが大切です。
「守」が一番大切な作業です。
「守」が完成すれば「守破離」はほぼ完成です。
「破」で師匠を超える
「破」は師匠の教えを超える段階です。
確実に「守」が身に付いていることが絶対条件です。
いつまでも「守」を守っているだけでは師匠を超えることはできません。
コツは「師匠を超えれる部分を探すこと」です。
師匠と比較して上回ることができる事を見つけて磨いていくことです。
師匠を超える部分をどんどん増やして積み上げていくことで確実に師匠を超える事ができます。
「離」は覚悟を決める
「離」の段階に入ったら必要なのは「覚悟」だけです。
「離」は師匠を完全に超える段階です。
自分の方法を確立して師匠と完全に離れることです。
そのためには「覚悟」が無いと離れることができません。
全ての責任を負う覚悟が必要です。
まとめ
「守」について長くなってしまいましたが、それだけ「守」が大切であるという事です。
基礎が完璧であれば後のアレンジは簡単にできます。
時間がかかっても確実に積み上げた物はかんたんには崩れたりしません。
自分の家を建てるつもりで「守」の作業を確実に守って下さい。
