結婚に幸せな家庭を求めるな
結婚するほとんどの人が「結婚=幸せ」と考えています。
しかし、結婚に幸せを求めるのは間違っています。
結婚は所詮は他人同士が一緒に暮らすのですから上手くいかない事が多いのです。
結婚したけど「理想と現実のギャップ」に耐えられず離婚してしまう夫婦が後を絶ちません。
付き合っているうちは「結婚できれば幸せ」と考えていても、実際に結婚をすると様々な問題が発生します。
- 子供の問題
- 親の問題
- 家の問題
様々な問題が発生するようになり「結婚=幸せ」という考えは薄れていってしまいます。
結婚は何のためにするのか?
結婚をする理由とは一体何でしょうか?
昔は「結婚して家庭を持って一人前」というのがありました。
そもそも、日本人が「結婚して家庭を持って一人前」と考えるようになったのは、国家が政策的に奨励したからです。
国家の基礎は人口ですから、結婚して子供が増えれば、消費が増え、より多くのモノが売れるからです。
更に日本社会では「核家族化」が起こりました。
これも「起こった」のではなく「誘導された」が正解です。
核家族化で大家族が2家族に分かれれば家電製品の販売量も2倍になります。
通産省と家電メーカーが「核家族化」を仕掛けたのです。
その核家族マーケットに自動車産業、不動産業界が乱入してきます。
「車を所有することがステータス」「一戸建ての家を持つことが幸せ」と日本中に幻想を振り撒いていきました。
その結果、通勤に1時間もかかる場所に一戸建ての家を買い、居間を家電製品でいっぱいにして、日曜日でもほとんど乗らないマイカーを車庫の肥やしにして暮らすように「洗脳」されたのです。
結婚するのは「自分の為?」「相手の為?」
ほとんどの人が結婚は「二人の為」と思っているでしょうが間違いです。
「幸せは2人で作っていくもの」と思うかもしれませんが、「自分の為」か「相手の為」の二者択一で選ばなければいけません。
正解は「結婚は100%相手の為」にすることです。
ほとんどの人は、「相手を幸せにしてやろう」と思って結婚したはずです。
これは「相手の役に立とう」とする考えだからです。
子供を作る時も同じです。
子供の幸せを心から願わずに子供を作れば、必ず子育てに失敗します。
心から幸せだと感じないで育った子供との間に、良好な家族関係が成り立つはずがありません。
このわかりきった話が、現実では理解されていません。
奇妙な話ですが、夫婦の不和、子供との決定的な断絶、誰もが羨むカップルでも、その多くがこうした問題を抱えています。
「相手を幸せにしてやろう」と思って相手のニーズに応えていけばこんな問題は発生しないはずです。
まとめ
「結婚=幸せ」を求めると必ず失敗し後悔することになります。
それは、結婚する本来の目的が間違っているからです。
結婚の目的が「二人の為」「自分の為」に結婚してしまった証拠です。
結婚して「幸せにしてもらおう」と考えてしまっているのです。
結婚は「100%相手の為」にするべきです。
どちらか一方ではいけません。
お互いに「100%相手の為」に結婚するべきです。
お互いが相手の幸せを心から願って、相手のニーズに応えていけばいいのです。
相手の為を思えないのであれば、結婚するべきではありません。
相手の事を100%幸せにするつもりで結婚をしてください。
最後までありがとうございます。