人間はみんながしている同じ行動を取ろうとする

みんながしていることは正しい?

「みんな一緒」というキーワードは人を行動に駆り立てる強力なトリガーとなります。

例えば、東京や大阪のターミナル駅で、道端に人が倒れていても、多くの人は見過ごしていきます。

「都会の人は薄情だ」という感想を抱く人が多いでしょう。

これは「みんな一緒」という思いから生まれてしまう行動なのです。

仮に自分の目の前で人が倒れたとしたら、周りの目がどうでも、声をかけ、手を差し伸べるでしょう。

困っている人から、「手を貸して頂けますか?」と声をかけられれば、よほどのことがない限り協力するでしょう。

それが、ターミナル駅で歩く集団になっていると、周りの人と同じ行動を取るため、足を止めることができなくなってしまうのです。

まさに、みんながそうしている行動だからです。

「みんな一緒」は、社会心理学に置き換えると、「社会的証明」に当てはまるのです。

簡単に言うと「みんながしていることは正しい」をいうことなのです。

人間は、決定に迷った時や、未知の状況に遭遇した時は、周囲の人たちを観察して同じ行動を取ろうとするのです。

この社会的証明の拘束力は強力なので、最悪の場合は命を落とすようなケースもあるのです。

「みんな一緒」というのは、全てが正しいとは限らないからです。

例えば、地震などの災害が起きても、「みんなが逃げないから」という理由で残った結果で同じように命を落としてしまう危険もあるということです。

自分だけが乗り遅れることを恐れている

人間は「自分だけが乗り遅れるかも?」という心理が働くと、心身ともに不安になってしまいます。

例えば、みんながスマホを持っていて自分だけガラケーだったら乗り遅れた気分になるでしょう。

人は自分だけが集団に乗り遅れることに、非常に恐怖を感じているのです。

そして、自分に近い人の意見により強く影響を受けるようになるのです。

例えば、「◯○%の人が〇〇をしています」というフレーズには、「みんな一緒」というキーワードが入っています。

文章に置き換えるt、「今30代の人たちの40%がマイホームを購入しています」となります。

同世代の4割がマイホームを手に入れているという情報は自分が乗り遅れているかもしれないというメッセージになります。

マイホームを買いたと考えている人にとっては、すでに4割の同世代が実行している事実は強い影響力を受けることでしょう。

このように「特定の集団が持つ特殊な習慣」に触れると、乗り遅れないように積極的に行動に移すようになるのです。

まとめ

「自分だけが乗り遅れるかも?」というキーワードは、相手に強力なメッセージになります。

そして、乗り遅れないように行動したほうが、スムーズに中に入っていくことができるからです。

「みんな一緒」を使った書き方のポイントは、世代やカテゴリーを観察して、先回りしてさせるフレーズを提供することが重要です。

つまり、読み手の「憧れ」と「共通点」をつなげてメッセージを送ると効果的なのです。

  • 読み手が所属したいカテゴリー(憧れ)
  • すでに所属しているカテゴリー「共通点)

上記のポイントを意識してメッセージを送ると圧倒的に親近感増すはずです。

最後までありがとうございます。

 

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