会社のお金で飲み食いがダメな理由
会社の経費で飲み食いしていると、価値判断能力がどんどん下がってしまいます。
結果として、お金とは縁が遠くなっていってしまうのです。
例えば、接待などで高級料亭で派手に宴会をすると、仕事で美味しい料理、美味しいお酒を味わうことができる。
華やかで、高揚感が高まるかもしれませんが、夜が明けて仕舞えば現実の世界へと引き戻されてしまいます。
宴席が華やかであればあるほど、終わった後の虚しさは大きいのです。
宴の魅力は、この虚しさも含めたものなのでしょう。
自腹で大枚をはたいたならなおさらです。
逆にいうと、本当に宴を楽しむ為には、自腹で支払って虚しさを実感する必要があるのです。
会社の経費で飲み食いをしていると、次の日に、高揚感と虚しなに悩むことなどないでしょう。
「楽しかった。あぁ今日も仕事か」という程度です。
これを繰り返していると、確実に感性が麻痺してきます。
物事の価値が正確な判断ができなくなったら、お金持ちになることはほぼ不可能になります。
会社の経費というのは麻薬なのです
会社の経費に依存するようになると、経費を使う側の人間だけでなく、全ての人の感覚も麻痺させてしまうのです。
経費での購入は、その商品が本当に必要かどうかよりも経費として処理しやすいかどうかの方が重要なのです。
ビジネスというのは本来は、顧客に必要とされるものを企業が努力して開発し、相応の対価をもらう行為なのです。
経費で処理されやすいという観点でばかり商品やサービスを提供していると、会社の経費処理に依存してしまうのです。
結果として競争力の弱い商品となってしまうのです。
会社の経費に依存してしまった事業は、不景気が長く続くと経費を削減すると、経営が成り立たなくなってしまうことが多い。
本当なら、新しい商品やサービス開発をしていかなければいけないのに、経費という麻薬で価値判断能力が落ちてしまうのです。
本来企業が持っている生存本能が機能しなくなってしまうのです。
本気でお金持ちになりたいと思っている人は、会社の経費で落とすことに心血を注いでいる人は、即刻その習慣を断ち切って下さい。
まとめ
会社の経費ばかりに依存してしまうと、価値判断能力が圧倒的に落ちてしまいます。
会社の経費というのは、会社の発展の為に必要な費用を経費として計上すべきなのです。
個人の飲食代や私物を購入するためのものではありません。
経費で落とす習慣がついてしまうと、簡単には抜け出すことができません。
その結果、不要なものばかりが経費計上されてしまい、経営が傾いてしまうのです。
経費の魔力は魅力的かもしれませんが、会社も自分自身もボロボロにしてしまう可能性があるのです。
安易に経費に手を出すと、取り返しのつかないことになってしまいます。
最後までありがとうございます。